出版

産経新聞 2005年8月28日付 朝刊11面

『米国民主党 −2008年政権奪回への課題』


2004年の米大統領選挙で敗北した民主党。米国では早くも08年の次期大統領選に向けた動きが水面下で始まっているが、 退潮傾向にある民主党の再生はあるのか。

リベラル派と中道派との勢力争いが続く民主党は、外交、安全保障、道徳問題などの分野で、 ブッシュ共和党政権に対抗しうる政策開発ができずにいるのが現状だ。

本書では9人の専門家が、民主党の課題を多方面から掘り下げており、その分析に貴重な示唆が盛り込まれている。

本書は共和党の政策を分析した『G・W・ブッシュ政権とアメリカの保守勢力』(03年)の姉妹版として刊行された。 民主党再建戦略のキーワードとともに、新たな米国政治のうねりを知るうえで格好の研究所だ。