国際シンポジウム「平和維持から平和構築へ−日本の役割−」


2002年2月7日
全日空ホテル


Full Text Download (PDF 189K)
  ・English Version (p7-46)
  ・日本語版 (p47-79)

2002年2月7日、国際シンポジウム「平和維持から平和構築へ−日本の役割−」(共催:外務省)を、都内ホテルにおいて開催した。混乱の続いた東ティモールやアフガニスタンにも復興の息吹が聞かれるようになり、これまでのような平和維持活動とは異なり、より包括的な「平和構築」というアプローチの必要性に直面している現在の国際社会において、平和維持と平和構築の間に存在する各種ギャップを明確化し、それを克服するための活路を提示しようとした今回のシンポジウムは非常に有意義であった。

特に、国際連合の平和維持ミッションに第一線で関与してきた専門家から、現時点での平和構築に対するギャップ(実施プロセス、資金調達、普遍的定義、中心ユニット等)が指摘され、それに対して日本として果たし得る役割が活発に議論された。全体を通じて、聴衆の方々にも多くの問題提起が出来たのではないかと考えている。

line
© Copyright 2002 by the Japan Institute of International Affairs