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「国際問題」電子版 (ISSN:1881-0500) -最新号-

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2019年5月 No.681
電子版

 4年ごとに行なわれる米中間選挙は、大統領選挙のちょうど「中間」に実施され、大統領の信任投票であるとも言われている。2018年12月の中間選挙を総括すれば、アメリカはトランプを拒絶しなかったという評価になるだろう。
 本特集ではそうした中間選挙の性格を踏まえ、なぜトランプ政権は信任されたのかを探り、また今後と米国における選挙のありようについても考察する。
 まず、焦眉となっている米中関係をトランプ政権がどのようにとらえているかを概観し、大統領選挙に向けた動きにも言及した。次に、詳細なデータを基に、トランプ政権の支持層を実証的に分析し、通説と現実の乖離を解き明かす。さらに、現在の米国における選挙の戦術的特徴とその変化を具体的に論じ、2020年もしくはそれ以降の選挙のあり方を展望する。また、二大政党制の硬直化が言われて久しいが、そうした「分極化」が生じた歴史と、それがどのように深刻な対立と停滞を招いているか、またいかに大統領に苦境を強いているかをも考察した。最後に、民主党が下院において多数派となったことにより、モラー特別検察官のロシアゲート疑惑に関する捜査結果も踏まえ、米国の憲政史上において大統領を辞めさせる仕組みについて、規則上の現実的可能性を詳述した。

焦点:トランプとアメリカ政治の変貌

<次号特集のお知らせ(2019年6月号)>
焦点:「変容する国際秩序とアフリカ」(仮題)
※内容は変更となる場合があります。

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月刊『国際問題』電子版について
◆次号発刊まで一般ホームページで公開したのち、会員専用の「国際問題バックナンバー」に移します。
◆編集委員会:遠藤貢(東京大学 大学院総合文化研究科教授)、奥脇直也(東京大学名誉教授)、古城佳子(東京大学大学院・総合文化研究科教授)、高橋伸夫(慶應義塾大学教授)、中山俊宏(慶應義塾大学 総合政策学部 教授)、深川由起子(早稲田大学大学院経済学研究科教授) (50音字順)