
国際会議・シンポジウム第35回PECC(太平洋経済協力会議)日本委員会総会
新田 紀子
9月20日、JANCPEC総会が、小和田恆委員長(JIIA理事長)はじめ約50名の参加を得て開催された。本年4月の京都での常任委員会および最近の各小委員会の活動が報告され、外務省の塩尻孝二郎経済局審議官より、「APECとFTA(自由貿易協定):最近の動向」と題する講演が行われた。
塩尻審議官より、10月の上海APECに9月11日のテロ攻撃が及ぼす影響、APEC活性化の議論の動向、またWTOへの中国とチャイニーズ・タイペイの加盟、新ラウンド立ち上げへの動き、さらに日本・シンガポール経済連携協定がAPECでも注目されていることなどについて報告があった。
小和田委員長より、「PECC活性化」の議論の進展と11月末に香港で開催される第14回PECC総会について言及があり、またJANCPEC事務局長を小澤俊朗前JIIA所長代行から石川薫同所長代行(前外務省経済局審議官)に交替させることについて了承が求められた。
PECCの再編成については、小澤前事務局長より、京都会合での合意とそれ以降の動きについて報告が行われ、香港総会については、石川事務局長より、我が国から橋本龍太郎元総理や小林陽太郎富士ゼロックス(株)会長他が参加予定であることが紹介された。
(PECC日本委員会事務局次長)


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