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「国際問題」電子版 (ISSN:1881-0500) -最新号-

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2016年9月   No.654
電子版

 今年、日本が国連に加盟してから60周年を迎えた。この間、国際の平和と安全の維持に関する国連の機能は、冷戦終結を契機に大きな変化が生じ、国際紛争の形態も大きく変化した。日本の国連外交も国際社会の変容に伴い、変化と深化が必要になる。そのためにはまず、(1)第2次世界大戦後に成立した国連(The United Nations、敵としての連合国)を日本が加盟当時にどのようなイメージで捉えたか、(2)その後、冷戦期を通じて国連中心主義という観念がなぜ生じ、冷戦期における日本外交の主体性をどう規定することになったか、(3)さらに冷戦終結後の世界において国連中心主義がどういう意味をもちうるか、などを改めて考える必要があろう。
 そこで本特集では、国連との関係における日本外交についての考え方を整理しつつ、その将来を戦略的に展望する。個別のテーマとしては、(1)国連外交とは何か(主権国家としての日本が国連をどのように外交のなかに位置づけてきたか、また今後どう位置付けていくべきか)、(2) 安保理改革と日本、(3) PKOと日本の国際平和協力、(4) 平和構築活動における国連およびNGO、(5) 国連および国際機関への日本の人的・財政的貢献などにつき、今後の国際政治の動きを展望しつつ考察した。 

焦点:「日本の国連外交60年」

<次号特集のお知らせ(2016年10月号)>
焦点:「新局面を迎えた朝鮮半島をめぐる国際関係」(仮題)
※内容は変更となる場合があります。

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月刊『国際問題』電子版について
◆次号発刊まで一般ホームページで公開したのち、会員専用の「国際問題バックナンバー」に移します。
◆編集委員会:浦田秀次郎(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授)、遠藤貢(東京大学 大学院総合文化研究科教授)、奥脇直也(明治大学法科大学院法務研究科専任教授)、古城佳子(東京大学大学院・総合文化研究科教授)、高橋伸夫(慶應義塾大学教授)、中山俊宏(慶應義塾大学 総合政策学部 教授) (50音字順)