公開シンポジウムのご案内
このたび日本国際問題研究所では、公開シンポジウム『東アジア共同体の構築を目指して』(外務省後援)を下記の通り開催する運びとなりましたのでご案内申し上げます。(プログラム詳細はこちらをご覧ください。)
1997年のアジア金融危機以降、地域諸国間で東アジアの地域協力の必要性があらためて喫緊の課題として共通認識され、ASEAN+3や東アジア首脳会議(EAS)といった地域協力の枠組みが発展するなかで、近年、地域協力の最終形態とも呼べる「東アジア共同体」構想が活発に議論されています。また、東アジア共同体構想は、2009年11月のAPEC首脳会議における鳩山総理のアジア政策講演で強調されたように、日本のアジア外交の主要目標に位置づけられています。
そこで、本シンポジウムでは現在提起されている東アジア共同体構想を含めた様々な地域協力の現状と課題についての理解を深めるとともに、最終的な共同体の実現に向けてどのような具体的方策をとることができるかについて、参加者の皆様とともに考えて参りたいと存じます。(現在、鳩山由紀夫 内閣総理大臣にお越しいただけるよう、調整中でございます。)
つきましては、ご参加希望の方は、参加申込用紙(ダウンロード)にご記入の上、ファックスもしくはEメールにて3月15日(月)までにご返送下さいますようお願い申し上げます。なお、お席に限りがございますので、定員に達した場合は締切らせて頂きます。予めご了承ください。
※ シンポジウム当日は、運転免許証等の身分証明書をご携帯下さい。セキュリティーの関係でご提示をお願いする場合があります。
敬具  
『東アジア共同体の構築を目指して』 後援:外務省
1. 日 時: 2010年3月17日(水)10:00−17:00
2. 会 場: グランドプリンスホテル赤坂「五色」2階 「五色の間」
3. 言 語: 英語(日英同時通訳付)
4. 構 成: ご挨拶 鳩山由紀夫 内閣総理大臣(TBC)
第1部 東アジア共同体構想の現状と課題 10:00−12:45
司       会: 道傳愛子 DODEN Aiko
    NHK 解説委員
パネリスト: 白石隆 SHIRAISHI Takashi
    内閣府総合科学技術会議 議員/アジア経済研究所 所長
T・J・ペンペル PEMPEL, T. J.
   カリフォルニア大学バークレー校 教授
王逸舟 WANG Yizhou
    北京大学国際関係学院 副院長
孔魯明 GONG Ro-Myung
    世宗財団 理事長/元韓国外交部 長官
N・ハッサン・ウィラユダ N. HASSAN Wirajuda
    インドネシア大統領諮問会議委員/前インドネシア外務大臣
第2部 東アジア共同体の実現に向けての方策 14:15−17:00
司       会: 野上義二 NOGAMI Yoshiji
    財団法人日本国際問題研究所 理事長
パネリスト: 船橋洋一 FUNABASHI Yoichi
    朝日新聞社 主筆
エズラ・F・ヴォーゲル VOGEL, Ezra F.
    ハーバード大学 名誉教授
トミー・コー KOH, Tommy
    シンガポール無任所大使/シンガポール国立大学教授
ラジーブ・シクリ SIKRI, Rajiv
    元インド外務省 次官
ピーター・ドライスデール Peter Drysdale
    オーストラリア国立大学名誉教授

(お問い合せ先)研究員:湯澤武 / 研究助手:高澤洋志
TEL:03-3503-7801 / FAX:03-3503-7186