研究報告に戻る
令和元年度外務省外交・安全保障調査研究事業            

反グローバリズム再考
─国際経済秩序を揺るがす危機要因の研究─

グローバルリスク研究

表紙・はしがき・研究体制・目次
令和元年度「グローバルリスク研究会」報告書要旨
政策提言──緊張の高まる中東・アフリカ地域における日本外交のあり方
序章 複合的な中東危機 立山 良司
第1章 制裁下のイラン──その国際関係と国内情勢
第1節 まえがき 小野沢 透
第2節 米制裁復活後のイラン経済とEUの対応 寺中 純子
第3節 「軍事化」するアメリカの「最大限の圧力」政策に対するイランの対応──イラン・イスラーム体制の「軍事化」の兆し 貫井 万里
第4節 アメリカとイラン──第一期トランプ政権とその後 小野沢 透
第5節 サウジアラビアの対イラン姿勢──米国の「最大限の圧力」政策の中で 近藤 重人
第6節 イラクにおけるイラン・米国関係悪化の影響 吉岡 明子
第2章 シリア内戦と域内大国の動向
第1節 まえがき 今井 宏平
第2節 Syria in the Next Decade: Fragility, Complexity, and Unpredictability Yezid Sayigh
第3節 内戦後のイラン・シリア関係──イランの野望とその限界 貫井 万里
第4節 シリアにおけるイランの動向とイスラエルの対応 池田 明史
第5節 サウジアラビアの対シリア政策──「アラブの春」以降の政策の変遷 近藤 重人
第6節 北シリアに対するトルコの対応 今井 宏平
第3章 パレスチナ問題──二国家解決案の終焉と今後の展望
第1節 まえがき 池田 明史
第2節 崩壊したオスロ和平プロセスと国際社会 立山 良司
第3節 イスラエル総選挙の含意と展望 池田 明史
第4節 サウジアラビアの対イスラエル・パレスチナ姿勢 近藤 重人
第5節 パレスチナに対する日本の取り組み 三井 祐子
第6節 二国家解決案の終焉──トランプ和平案が生み出す現実 立山 良司
第4章 「アフリカの角」──新しい地域安全保障複合体
第1節 まえがき 遠藤 貢
第2節 「アフリカの角」と紅海の安全保障──アフリカ側の視座から 遠藤 貢
第3節 イエメン内戦と「アフリカの角」 佐藤 寛
第4節 サウジアラビア、UAE、エジプトの紅海への関与 小林 周
第5節 トルコ外交におけるスーダンとソマリア 今井 宏平
第6節 「アフリカの角」の地政学的重要性──海洋安全保障の視点から 秋元 一峰
第5章 拡大する移民・難民問題と中東
第1節 まえがき 立山 良司
第2節 EUにおける移民・難民問題──欧州のアイデンティティをめぐる葛藤 墓田 桂
第3節 北アフリカにおける「人の移動」をめぐる複合的問題 小林 周
第4節 世界的なイスラーム過激派の動向と移民・難民問題──バグダーディー後のジハード主義 保坂 修司
第5節 誰のことかわからないままに、ムスリムについて語ることの問題 浪岡 新太郎
第6節 ポストISのイラクにおける国内避難民問題 吉岡 明子
[全文] 「反グローバリズム再考――国際経済秩序を揺るがす危機要因の研究 グローバルリスク研究」(令和元年度 グローバルリスク研究会)