日本国際問題研究所編
2005年11月刊 A5判・並製・274頁・本体価格:2,900円+税
ISBN:4-535-58438-2
イラク戦争後の湾岸アラブ諸国はどこに向かうのか。米国の民主化圧力と戦後イラク情勢の混迷、世界石油市場の激変。本書は、日本の中東研究者の最有力執筆陣が、政治的には君主制に立ち経済的には石油資源に依存する、これら湾岸諸国の抱える問題と今後の展望を、対米関係をふくめた総合的な角度で分析、考察したもの。エネルギー供給を圧倒的にこの地域に頼っている日本にとって、これら湾岸諸国の政治、経済情勢の「いまと明日」を理解することは死活の重要性をもっている。中東研究者や中東政策立案に携わるものにも、また広くこの地域に関心を持つ一般の読者にも必読の書である。 [書評はこちら]
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